みなさんは自分の気持ちに誰かに何と言われても心に正直に行動していることってありますか?
この絵本はとっても大切な問いかけをしてくれる絵本です。
主人公のぼくは毎日ほうきをもって町を掃除をします。でも周りからは「どうして掃除をしているの?」と聞かれます。「変わってるね」とか「えらいね」とか「やらされてるの?」とか言われます。僕は自分に問い続け、最後には、自分が掃除をするのは「住んでいるところがキレイになったら気持ちいいから」だと気づきます。
息子の昔の担任の先生は、約束事をまもらなかったり、提出物を出さなかった生徒には「バツとして掃除」をさせる人でした。そうじは罰ゲームでやらされるものだとインプットされたら、掃除はいつやっても楽しくないですよね。掃除したら自分たちの住む家が、町が、地球がキレイになって気持ちがいい!と壮大なイメージで掃除ができたら、本当に素晴らしいと思いませんか?
自分のやっている小さなことも、どれだけ貢献しているのか、イメージを膨らませるだけで、自分の自己効力感をあげることができます💕
きっとあなたも日々やっているちょっとした出来事がたくさんの人の貢献につながっているはず!
ちょっと意識して暮らしてみては?
第25回えほん大賞絵本部門大賞を受賞した作品。SDGsにもつながる絵本です。
『ほうきをもつ少年』
たかはしとしひで/さく・え
出版社 文芸社