【わすれられないおくりもの】
スーザン・バーレイ さく え
小川仁央 やく
評論社
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主人公のアナグマさんが亡くなってしまい
森のみんなはとても悲しみます。
悲しんでいながらも
アナグマさんとのこれまでの思い出を振り返りながら
次第にみんなの中に
アナグマさんがまだまだ生き続けているんだなぁと感じ始める
という素敵な素敵な絵本です。
最近優しくしていただいたご近所のおじいちゃんが亡くなりました。
大往生ではありましたが
とても寂しい出来事でした。
そのおじいちゃんは、うちの子が小さい時に写真をよく撮ってくれて
寝返りをする瞬間だったり
よだれを垂らす瞬間
ポーズをとって笑っている写真など
色んな写真をプレゼントしてくれました。
そんなおじいちゃんにお焼香をあげながら
ご家族にこの絵本を読ませていただきました
アナグマとおじいちゃんの姿が重なり
読みながら胸があつくなりました
すると翌日ご家族から
「あの絵本に感動し、さっそく買ってしまいました」
とご連絡をいただきました
大切な人との別れは苦しいけれど
残された人の心の中に生きていると感じることができると、
とても救われるなぁと思います。
誰かを失う悲しみも
絵本が優しくその人との大切な思い出とともに
癒してくれます。
こういった出会いが
EQ絵本講師になってよかった・・・・
と思う瞬間です。
小さい子のためと思われがちな絵本ですが
どんな人の心も癒し、そして励まし
勇気づけてくれます。
是非たくさんの皆さんに
絵本で元気になってほしいな。