私は東京在住の南部玲子といいます。
れいちゃんと呼んでくださいね。
まず、私がなぜEQ絵本講師になったかについてお話しをさせてください。
30歳代前半まで私の人生はいろんななんだかんだありながら順調でした。大学卒業後はシンクタンク、市役所と2つの職場も経験し、結婚後も2人の子供に恵まれ、夫の仕事の関係で5年間の台湾生活も経験。もともと帰国子女で好奇心旺盛の私にとっては毎日が新鮮で幸せでした。
ところが、帰国後、我が家は「日本の集団意識の壁」と「育児という壁」に、ぶち当たります。日本の働き方、見えない集団意識の閉塞感に私も夫も苦しみました。
長男も帰国後文化の違いや小学校生活になかなかなじめず、「どうせ僕は」と自己肯定感が下がっていきました。4歳下の次男はそんな兄を見てか、自分の気持ちを出さないタイプでしたが、学級崩壊が起きた5年生の頃には貧乏ゆすりがとまらない時期もありました。
私はどうやったら家族を守れるんだろう?と悩みました。心配のあまり過干渉になり、空回り。子育てに自信を無くしました。
でもそんなころ、絵本講師をやっている友人から講師になってみないかと誘われて養成講座を受け始め、いったん家庭ではやめてしまっていた絵本の読み聞かせも再開してみたんです。すると今まで黙っていた次男が、読みきかせの後にぽつりぽつりと自分の想いを話し始めたのです。
これが、絵本は小さい子のものだと思っていた私が、絵本は思春期の子供にも必要だと気づいた瞬間です。殻にこもった子どもの心を絵本が無理やりでなくスーッと開いてくれたのです。
驚いたことに絵本は私自身をも変えていきました。8できても2できないことにフォーカスして自分を◎できず最後の一歩が行動できなかった私だったのですが、絵本を自分に読み始め、潜在意識を上書きすることで、自分に寄り添い、未完成でもありのままチャレンジできるようになったんです。
そんな私の変化で子供にも変化がおきました。
長男は、自分から新しい出会いに向けて行動したり、チャレンジをするようになりました。20歳になった今は、夏からベトナムで勉強とボランティアをやってくると張り切っています。
次男も自分の気持ちを思い切り出せるようになりました。中学では不登校の時期もありましたが、息子を信じて、落ち着いて見守ることができました。
今はたくさんのことをざっくばらんに話し合える仲良し親子です。絵本の学びがなかったら、私はどうなっていたかわかりません。当時の息子たちと同じような思いをしている思春期の子供たちや、かつての私のように子育てに自信をなくし、自分らしくいられない大人たちが笑顔で未来に向かって「たくさんのドア」を開けていけるよう、絵本で応援していきたいと思っています。
時代は今大きく変わっています。将来求められる資質も変わっていく中で、教育現場や企業も変革が求められています。そういった場所にも「絵本」から感じる力で貢献できることがあると考えています。
どんな人も個性が認め合える多様性のある豊かな未来を創っていきたい!そんな未来に貢献すべく、私は「笑顔と癒しの絵本〈個〉育てコーチ」として活動していきます!
みなさまからの声